お仏壇での知恵

ご本尊

全国に約2万ヵ寺(大洲市には本願寺派4ヵ寺・大谷派1ヵ寺)もある浄土真宗のお寺のご本尊は、名号(南無阿弥陀仏=阿弥陀如来)です。

浄土真宗の教えでは、亡くなった人は浄土へ生まれ、阿弥陀如来と同じく仏さまになられたという教えです。その浄土の世界を表そうとしたのがお仏壇です。そして、浄土の世界におられる最も尊いお方である阿弥陀如来をご本尊としてお仏壇の中央の高い所にご安置するのです。

阿弥陀如来は、すべての人々をもらさず救おうという大慈悲心をもって、つねに私たちを導き、支え、包んでくだっている仏さまであります。今風?にいえば、「すべての人々をしあわせにさせなければならない」という仏さまです。

もし、お仏壇にご本尊である名号(南無阿弥陀仏=阿弥陀如来)がご安置されていない場合は、本願寺(西本願寺)からお迎えいたしましょう。

お仏壇は、なぜ必要なのか

アインシュタインは、
  物質文明と精神文明は二本の足のようなものである。
  何れが長くても短くても、かえって人類には不幸を招くであろう。
と言われたそうです。

現在、物質的には豊かになりました。
しかし、心の豊かさを失ってしまっているのが私たちの生き様でないでしょうか。

私自身もそうですが、なかなか素直に「ありがとう」が言えない。
たった五文字の言葉なのですが・・・。
そのうえ、あらゆるものに生かされているということを忘れがちであります。

素直に「ありがとう」が言えない私、生かされていることを忘れがちな私。
そこに気づかせてもらえる場所がお仏壇です。
軌道修正させていただける場所といってもいいでしょう。

精神文明を大切にしたいですね。

 
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